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ナンバープレートのサイズと種類:車種別の違い

ナンバープレートの寸法

この記事のタイトルは:

ナンバープレートのサイズと種類:車種別の違い」です。

日本のナンバープレートの大きさ(サイズ)は、大別すると自動車用(四輪)で2種とバイク用(二輪)で3種あり、更に二輪(ミニカー含む)は排気量別で子分類されます。

デザインが同じなので一見それほど大きなサイズ違いには思えないものでもありますが、実際には四輪用(自動車)と二輪(バイクやミニカーなど)でも大きさは異なり、サイズ違いの種類で分けると基本的に計5種類になってきます。

四輪自動車用

  1. 大型自動車用 → 大型標板
  2. 普通自動車、軽自動車 → 中型標板

二輪用(ミニカー含む)

  1. 125cc以上 → 小型標板
  2. 125cc未満(TYPE-A)上部の角が斜めになったもの
  3. 125cc未満(TYPE-B)長方形のもの

そんな5種類全てのナンバープレートを並べてみると、このような大きさの相対的な違いがあります。

ナンバープレート5種類の大きさ相対比較
実寸で相対比較すると原付用と大型は大きく異なるサイズ感です。

ここでは、日本で使用されている、ナンバープレート(自動車登録番号標)をその利用される車種や分類別にして、各ナンバープレートの詳細サイズについても解説していきます。

ナンバープレートの大きさ別種類

ナンバープレートサイズのタイトル

ナンバープレートはベースのサイズ違いは大きく分けて5種類あります。大型・中型・小型(+原付の2種類)でそれぞれ異なり、ナンバープレートを固定するための2つの穴の距離やプレートの外形寸法も違います。

大型・中型・小型は陸運(軽自動車協会含む)が発行しますが、原付は地方自治体です。大きさ別に分けると以下のようになります。

ナンバープレートの大きさ違い別の種類

  • 大型標板 大型車用
  • 中型標板 普通自動車用
  • 小形標板 バイク用(125cc以上)
  • 原付TYPE-A(角型) 125cc未満
  • 原付TYPE-B(台形型)  125cc未満

補足:ナンバープレートの色違い

日本のナンバープレート色違い
色違いのイメージのみを表しています。

画像は色違いをイメージで表すだけの架空の番号で実在するナンバープレートの形状と種類からは異なります。

一般的にはナンバープレートのベース色は白色ですが、免許の種類が主になって異なり、排気量別にもナンバープレートのベース色は違ってきます。ベース色には軽自動車の印象が強い黄色から、ピンク、空色、事業用の深緑などもあります。

ここでは、そのベースとなるナンバープレートの大きさ別に詳細サイズを紹介していきますので、色の違いとその意味については解説していません。

ナンバープレートの大きさについて、穴のピッチや上面からの穴位置、穴径などについてのナンバープレート単体サイズの最低限の詳細寸法を記載していきます。

全ての寸法表の図面で穴径を6.5㎜としています。これは穴の正規の中心距離を統一して記載するためで、実際の一部のナンバープレートは長穴になっているものもあります。

なお、ナンバープレートを固定するネジはM6が使用されます。

四輪車用ナンバープレート

一般的にトラックを含む四輪自動車用としては、大型標板か中型標板の2種類です。

大型トラック【大型標板】のサイズ

大型のトラックに利用される大きいナンバープレートです。一般自動車用よりも一回り大きいものです。

サイズ:440mm × 220mm(44cm×22cm)です。
対象:車両総重量8t以上または最大積載量5t以上の普通貨物自動車、乗車定員30人以上の普通乗合自動車など

ナンバープレート大型標板の寸法

ネジ穴のピッチ(穴同士の距離)は275㎜です。

この大きさ違いで、「大型トラックなのか中型トラックなのか?」を見分ける部分の一つにもなります。但し、車輛には1枚しか取り付けられていない(サイズ違いを相対して見分けられるわけではない)ので、大きさだけで見て判別するには、ある程度の慣れが必要かもしれません。

一般自動車用【中型標板】のサイズ

軽四輪(軽自動車)を含む、普通自動車で利用されるナンバープレートです。

サイズ:330mm × 165mm(33cm×16.5cm)です。
対象:普通自動車および軽自動車

ナンバープレート中型標板の寸法

ネジ穴のピッチ(穴同士の距離)は210㎜です。

ほとんどの一般的な乗用車(貨物や軽自動車も同じ)で用いられているサイズで、最も目にするナンバープレートの大きさということになります。

二輪車用ナンバープレート

二輪車(バイク)のナンバープレートは合計では3種類になってきます。

バイク(125cc以上)【小型標板】のサイズ

小型標板は、125cc以上(原付以外)で使用されるナンバープレートです。
全国自動車標板協議会の種別では「小型標板」とされ、要は250ccクラスからリッタークラスの大型バイクでも大きさは同じです。

ナンバープレートの大きさは同じですが、更に、縁(外枠のふち)が緑色になっている「小型二輪」、縁なしの「軽二輪」と分かれます。

サイズ:230mm × 125mm(23.5cmx12.5cm)
対象:排気量125cc以上のバイク(250cc以上は縁が緑色)

ナンバープレート小型標板の寸法

ネジ穴のピッチ(穴同士の距離)は120㎜です。

250cc以上(小型二輪から)は、縁(ふち)がナンバーと同じ色の緑になります。

二輪の場合は、排気量で分かれますので車検があるか無いかはナンバープレートの縁が緑になっているかどうかで判別できます。車検有は250cc以上です。

  • 二輪のナンバープレートの縁が白 = 【車検無し】250cc未満
  • 二輪のナンバープレートの縁が = 【車検有り】250cc以上

免許には大型(400cc以上)がありますが、ナンバープレートには大型標板も中型標板もありません。250cc以上は全て小型標板が用いられます。

なお、ここでの表記は(エンジン排気量が)「250cc以上」としており、バイクの車輛名になっている「250」などは「250クラス」を指しているだけで、実際のエンジン排気量自体は250ccを超えていませんので、勘違いしないようご注意ください。

バイク(125cc未満)の原付ナンバープレートサイズ

主に原動機付自転車の原付1種、原付2種などの50cc~125cc未満のバイク用には台形と長方形で2種類の(形状違い)サイズがあります。
→ここでは、この形状違いで台形をTYPE-A、長方形をTYPE-Bとして紹介していきます。※正しい名称などは見つかっていません。

原付用のナンバープレートは地方自治体で発行されるため、全国自動車標板協議会の標板種別の中の種類(大型、中型、小型)には属しません。要するに、国で管理されているか、地方自治体で管理されるかで違い、要は税金の管轄違いといったところです。

項目Type-AType-B
形状上部が台形状(山型)完全な長方形
サイズ約200mm × 100mm約170mm × 100mm
見た目上部が出っ張っていて視認性が高いコンパクトでスッキリ
採用例多くの市区町村で一般的一部自治体のみ使用(少数派)

バイク用の(上部台形:TYPE-A)サイズ

サイズ:200mm × 100mm(上部が台形)
対象:排気量125cc未満のバイク

ナンバープレート原付用Aの寸法

ネジ穴のピッチ(穴同士の距離)は115㎜です。

こちらのType-Aは台形形状となっており、全国的に標準化されているため、多くの地域で使われています。

バイク用の(長方形:TYPE-B)サイズ

サイズ:170mm × 100mm(長方形)
対象:排気量125cc未満のバイク

ナンバープレート原付用Bの寸法

ネジ穴のピッチ(穴同士の距離)は115㎜です。

こちらのType-Bは長方形です。以前の旧タイプに近いもので、今では使われる地域は少なくなっています。

番外編:原付の場合は異形のご当地プレートがあります。

自治体ごとで発行される原付用ナンバープレートには、地元のイメージを前面に出した印刷デザインに合わせて外形までカットを合わせた異形のナンバープレートが数多くあります。

デザインに合わせて外形も特殊な自治体独自ナンバー

プレートを固定するネジの距離や上端からの穴位置は基本的に変わらず、最大外形は上で紹介した長方形内に入るサイズが基本になります。

まとめ

日本のナンバープレートは、車両の種類や排気量に応じてサイズや形状が異なります。

四輪車では大型標板と中型標板、二輪車では小型標板と原付標板(Type-AおよびType-B)に分類され、それぞれに特徴があります。

これらの違いを理解することで、ナンバープレートによって、排気量などや登録上の扱い違いを知ることもできます。

自動車は大型か中型サイズなので分かりやすいのですが、二輪(バイク)は排気量で異なり、車検あり無しでも分かれ、加えて管轄違いも生じて大変ややこしく感じてしまうほどです。

また、普通免許で運転できる原付の排気量が2025年4月1日から(50cc→)125ccまで拡大されましたので、その原付標板にはType-AとType-Bの違いがあることに気付くキッカケなるのかもしれません。

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この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。