治具の平行出し
カテゴリー: Xperia1,5,10

試作品の製作に移行しています。(XPERIA1Ⅱ)

現在開発中のXPERIA1Ⅱ用のエッジラインは、加工治具やツールが揃い試作加工のためのプログラミングチェック等を現在行っています。

マシニングセンターの制御盤
Gコードを読み込ませてチェック中

ジグって何?

治具(じぐ)とは、諸説あるので正確には分かりませんが、”治める器具”的な略として、文字通りの意味を持ちます。

治具で検索すれば「部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称。」となっています。
ジグは機械加工だけでなく様々な業界と加工方法で呼ばれ、英語圏でも同じ意味で「jig」になります。

治具の平行出し

エッジラインの治具はボルトでテーブルに固定しますが、治具のセットには最初に平行出し(原点出し)という作業が必要です。

ここでの治具はボルトで固定しているため、ボルトの穴やネジの隙間分が蓄積して、セットしただけでは平行になっていません。
そのため、マシニングセンターのテーブルの軸方向に対して治具の平行度を限りなく0にしなければ加工する製品に全体のズレが発生します。

マシニングセンターに治具をセットして平行出し
治具の平行出しを行っています。

そのため、治具はセットしてからダイヤルゲージを使ってマシニングセンターのテーブルを動かし、XY方向の平行度を完全に合わせてあげる必要があります。
Z方向はテーブル自身が既にマシニングセンターの主軸との垂直度に合わせているため、治具の3面出しが正確に行われていることで信用できます。

この平行度は治具に対して3/1000mm以内を目指す必要があります。

エッジラインは全面をマシニングセンターで加工しますので、加工するための専用治具が製品の仕上がりと精度に最も重要な役割を持ち、加工方向によってボトム側も含めて最低4種類の治具が必要になってきます。

モデルごとに治具も全てが異なりますので、流用はできず毎回新規の制作になります。また切削工具も同様に、モデルごとの専用形状が必要になるため最終的な生産までには時間を要します。