Xperia1VIIIを3D化
カテゴリー: Xperia1,5,10

Xperia1VIIIを3D化|商品設計を開始

先日販売開始となった、新型Xperia1のVIII(マーク8)の商品設計のため本体ボディーの3D化を進めております。

Xperia1VIIIの公称ボディーサイズは、Xperia1VII(マーク7)とXperia1VI(マーク6)と、縦横サイズはW74mm×H162mmのメーカー記載値で同じです。1VIII(マーク8)の厚みだけは+0.1mmとなっています。

これらの表記ボディーサイズは小数点以下などが四捨五入などされていますので、この数値からだけで同じとは言えませんし、実際にモデルごとで細かな数値は異なります。

XPERIA1VIIIから1VIまでの公称サイズ比較

アルマニアでは、新型のXperia1VIII用商品の開発に向けて、最初に実機の詳細測定を行い、本体形状を忠実に3D(3次元、CAD)化することから始まります。

実際の本体から3Dスキャンなどを利用してCAD上に取り込むために3D化していきます。この工程は先日の記事でも紹介したように、点群からポリゴン状態へと移行して面構成に変更していきます。

※記事タイトルは別の目的ですが、記事内で3D化手順を紹介しています。

3Dスキャンしたのちに各ボタンの配置位置なども比較していきますと、かなり1VIII(8)は1VIIと1VIに近いです。近いというより、ほぼ(1mm以内で)同じです。
そもそも1VII(7)と1VI(6)が共通できるほどに近いボディーサイズではありますので、1V(5)からアスペクト比が変わった1VIは一旦現状の固定ボディーであったとも言えます。

Xperia1VIIIの3D化が完了

まずは、商品開発にあたってベースとなるXperia1VIIIの3Dスキャンを開始しまして、その後の面構成化を施し、実機モデルからの3D化が完了しました。

3D化が完了したXperia1VIII
1VIIIの実機スキャン後にサーフェス(面)仕上げの3Dモデル

この状態ではカメラのSONY凹ロゴや左サイドのXPERIAロゴ、その他アンテナラインなどはこの時点では反映させていません。

何より目を惹くカメラアイランドですが、当然ですが3眼レンズで収まっていた縦方向の長丸から四角形になっていますので、かなり大きくなっています。

ソニーらしいデザインとも言えますが、カメラアイランドの四角形化によって、水平(横の)ラインが大きく現れ、直線が多く感じるようになっています。

商品設計前の問題点

さて、本体の3D化が完了して商品設計に移行していくわけですが、ここで問題になるのが(本体背面側から見た)カメラアイランドの左側です。

Xperia1VIIIのカメラレンズ周り
サイドまでに掛かるカメラアイランド

カメラアイランドは左に寄っているわけですが、その領域はシームレスにサイドまで繋がるように部品単位で言えば背面パネルから一段飛び出しています。(縁の上に乗っている状態)

ここは従来のモデルでは平面が均一に見える領域でしたので、エッジラインバンパーを従来通りにスライドさせて装着させるには干渉して(ぶつかって)しまいます。

この辺りは実際にバンパーの設計に入ってから考えるとして、まずはレンズプロテクターから設計に入っていきます。

レンズプロテクターの設計

更に画素数が向上した望遠レンズは左下のレンズ部分です。標準(広角)レンズは左上で、右上が(超広角)マクロレンズです。

四角形になったカメラアイランドに対して、レンズプロテクターは今回本体の上面平面に余裕がかなりあるので、この面への接着がしやすい領域です。

Xperia1VIIIのカメラアイランド上面の平面
カメラアイランド上面の平面

ただ、左の斜め角度部分であったり、飛び出しも大きいので角部は気になります。その辺りまで保護しようとすれば、全体カバーになりますが、やはり左の斜面をどうするか。。。

この辺りも実際に設計に入った段階で切削方法を確認しながらまとめていきたいと思います。

1VIIIのおさいふケータイ(NFC)位置

大幅にデザイン変更されたカメラアイランドの注意点などを見ていきますと、そういえば、おさいふケータイなどのNFCマーク(Nロゴ)が本体の背面にはありません。
パッケージに入っていた説明書にも本体イラストを起点に探してみたもののそれらしきものが無いので、どこだろう?と探していたら、パッケージから取り出す際のディスプレイの保護シートにヒントがありました。

Xperia1VIIIのNFC位置予想
恐らくNFCアンテナ位置はカメラアイランドの右側すぐあたり

ヒントになるイラストを参考にすると、カメラの3眼イラストが左にあるので背面から見たものとすれば、カメラアイランド突起の右横ちょっと下あたりになるようです。

NFCは近接で通信できる、キャッシュレス決済や交通系ICカード、入退室管理、機器のペアリングなどに利用されます。近距離限定ではありますが、スマホと受け取り機器なら5cm程度離れていても余裕なので、恐らくわざわざ位置を分かるようにしなくてもほとんど問題ないといったところでしょうか。

もう世間的にはNFC系は上部でタッチさせるというのが常識的なものになったことなのかな?とも思います。

その後

説明書を見直していたら、説明書自体はWEB版になっておりました。表紙にQRコードがありましたので確認したところ、実際にはNFC位置はカメラアイランドの右側の中心あたりになっていました。

web版のNFC位置

いずれも1VIIIの本体側には馴染みのあったNマークが無くなっていますが、NFC利用時はマークを探すことも無く、本体の上部をかざせば機能する(通信できる)ということで良いと思われます。

Xperia1VIIIの3D化完了と今後の商品開発予定

本体サイズはXperia1VIIやXperia1VIと非常に近いものの、カメラアイランド形状の変更によって従来モデルとは異なる設計上の課題も見えてきています。

まずはレンズプロテクターの開発から着手し、その後アルミバンパー「EDGE LINE」をはじめとした各種アクセサリーの設計・検証を進めていく予定です。

非常に全ての物価高が悩ましい状況ではありますが、なんとか各アイテムの商品化には進めていきたいと思っております。

今後もXperia1VIII用アルミバンパー、レンズプロテクター、バックディフェンダーなどの商品開発情報は、今後も当サイトで随時お知らせしていきます。