XPERIA5II用アルミバンパー試作品
カテゴリー: Xperia1,5,10

XPERIA5II用エッジラインバンパーの試作品が完成

iPhone12の話題で少し奥に追いやられてしまっている感もある、ソニーモバイルの新型エクスペリア「XPERIA5II」ではありますが、アルマニアでは現在アルミバンパーを開発中です。

一次設計段階で基本的な部分がXPERIA1IIと共通化している部分も多いため、切削工具なども共通化でき従来よりも数日単位で時間短縮できたこともあって、一次試作品が完成しました。

完成した試作品のフロントビュー

XPERIA5II用バンパーの試作品(フロント)

削り出したままの状態なので、アルミらしい輝きがあります。製品時でもこのイメージ(アルミの素材色)が色付けとなるアルマイト前の状態となります。

サイドビュー(右側)

XPERIA5II用バンパーの試作品(右側)

XPERIA5IIで唯一の特徴にもなるグーグルアシスタントキーのボタン用に少し大きめにの穴が右側面に位置していることが分かるかと思います。
視覚的にその位置が分かりやすく、かつ普段は本体を握った際に勝手に押さないようボタンの設計配置としています。

サイドビュー(左側)

XPERIA5II用バンパーの試作品(左側)

こちらのサイドビューになりますと、XPERIA1II用とほとんど変わらないデザインにはなります。気付く方はいないほどですが、背面側のガードの飛び出し量がXPERIA1II用よりも少しだけ大きくしています。

これは、縦長感が強いXPERIA5IIに合わせて調整したためでありますが、機能的な面ではXPERIA1IIと変わりはありません。

発売までの今後の手順について

アルミバンパーの設計解析

こちらの試作品を使って今後フィッティングのテスト重点的に行っていきます。その後に最終加工調整を行って生産に移行して参りますが、主な確認項目、手順が以下のようになってきます。

製品の生産を開始するまでの今後の工程

  1. 試作品を実機装着、問題点の洗い出し
  2. アルマイト試作を行い、接点不具合確認
  3. アルマイト後の寸法確認とフィッティング確認
  4. クリアランスの設計寸法と製造公差差異の洗い出し
  5. 内部のクッションテープ位置調整
  6. 操作時の不具合確認
  7. Wifi、5G、GPS、Bluetoothなどの信号状態確認
  8. 切削工具の加工パス(切削痕の模様確認と調整)
  9. 落下時の応力分散シミュレーションの再現
  10. 上記の確認から基づく設計と加工変更と調整

といった具合に、試作品が出来上がった後でも気を緩められない多くの確認項目があります。最後の方の工程では実際に試作品をプレス機で破壊します。
これは、製品を長くご利用いただけるように、様々なケースを想定した確認事項となり、長年に渡ってスマホのアルミバンパーというジャンルの中で作り続けたことで増えてきた確認項目でもあります。

スマホ用のアルミバンパーの場合は、常に手に持って利用されるという、アルミ削り出し製品でも特殊な部類の「触れる」製品であります。

これはアルミ削り出し製品の中ではなかなか存在しない部類であり、通常の切削品質や切削精度以上が求められます。
少なくともアルマニアの中での生産時は、全てを最高の限界レベルにして加工管理を行っています。

そのため、まだまだ発売開始までにはお時間がかかりますが、是非今後の進捗も含めてお楽しみください。