アルマニア最新情報とブログのトップイメージ
NEWS/BLOG

ステンレスの切削表面を研磨したときの違い

CATEGORY 過去記事

この記事のタイトルは:

ステンレスの切削表面を研磨したときの違い」です。

EDGE_LINE(iPhone5)の特徴でもあるステンレス削り出しの「サイドスクリュー」ですが、少しエッジがキツく、指で触ると引っ掛かりを感じます。

改善のため色々と検討していたのですが、現段階では加工時に機械加工的にポリッシュ(研磨)を加えることが現実的な方法です。

※コインが入る中心の溝部分に面取りを加えても、またそこにエッジが立つので、この問題点の一番はスクリューの側面の交差部分のエッジが触感に最も影響を与えています。

そこで、試しにバフ機で表面側をポリッシュ(研磨)してみました。

左がポリッシュ前、右がポリッシュ後

(削り痕が残り、艶が出て色目が変わります)

ポリッシュ前と後の比較

切削らしさが損なわれてケースと組み合わせた時の質感が落ちてしまいました。

ポリッシュ前と後を装着した比較

研磨した結果として

残念ながら、部品単体で見た時の特徴でもある削り出しの削り跡が中途半端に残り、艶が出て質感が落ちてしまいます。もちろん、ピカピカまで落とし込めば鏡面になって鏡のようなところまで磨くことは可能です。

但し、ポリッシュ自体がほとんど手作業なため、そこに製品コストが跳ね上がり、販売できる価格もアップしてしまいます。

確かに触感は改善されたのですがポリッシュ度合いも一定にならず、良い結果とは言えませんでした。

そのため、現段階では変更するまでには至りませんが、今後良い方法が発見出来るよう継続して行きます。

alumania

この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。