この記事のタイトルは:
「クローゼットの折れ戸ヒンジが壊れた!交換部品の探し方と注意点」です。
クローゼット(折り戸)の開閉時に「パキンッ」と音がして、何かが落ちてきたため、これはなんだ?となり、その落ちている部品を確認したところ、折り戸の内側に取り付けられている建具の一部でした。
気になってその後に折り戸を開閉したところ、普通に自動で折り戸は閉じますので不具合は感じません。念のため、建具の部品部分を細かく確認していったところ、一つの折り戸に3か所あったうちの1箇所のヒンジの樹脂パーツが割れていました。
上から降ってきた樹脂の破片は、建具のパーツの一部でした。

この建具のプラスチック部品が割れており、建具側は中のスプリングが丸見えで、更にその箇所を触るとスプリングと一緒に外れてしまいました。

この箇所は本来は可動部のカムによって動き、スライドされる樹脂部品です。
さすがに毎日開閉していれば長くは持たないと思ってしまう構造です。
さて、最初はこの樹脂パーツだけを探してみたものの、全く見つからないので、建具全体を探し始め、最終的には建具自体を交換したという実体験の紹介です。
折り戸が自動で閉まらない?ヒンジの破損が原因かも
今回は部品が破損したときに上から部品が降ってきたので気付き、ヒンジが破損したことが分かりました。
通常では、クローゼットの折り戸でしたら、折り戸部分には上下2か所か3か所にこの建具(ヒンジ)があります。

クローゼットなどに利用されている「折り戸」はある程度閉めると自分で閉まります。今回破損したのは、その機能(自動クローズ)のために組み込まれるスプリングを抑えている樹脂部品の破損です。
スプリングが効かなくなると、この自動で閉まる機能が維持できなくはなりますが、扉が外れてしまうようなことはありませんので、その点は心配不要です。
正式名称がわからない!部品探しに苦労した話
最初に破損した樹脂部品だけを探してみたものの、住宅メーカーのカタログやネット検索では、この樹脂パーツ単品だけで見つかりませんでした。
そのため、建具そのものを探してみたところ、最終的には「センターヒンジ」という正式?名称を知り、部品を特定することができました。

見つけた部品と交換の流れ
今回の場合は、センターヒンジは下穴50mm、深さ7mm用ということになります。このセンターヒンジは規格品かどうかまでは分かりませんが、多くのメーカーから販売されています。
各社品は共通性があり、念のため確認しておくポイントは8か所の穴と下穴と深さです。それらが同じなら適合性があります。

センターヒンジは、(アマゾンで)3個セットで約1,000円と比較的安価で販売されています。
プラスチック部品のみの販売はなく、金具全体を交換することになります。
交換作業はドライバー1本で行え、1箇所10分程度で完了します。
- 3個で1,000円ほど。意外と安い
- プラスチック単体では販売されておらず、全体の金具を交換
- 交換は簡単。ドライバー1本で10分程度
センターヒンジの簡単交換作業
このセンターヒンジの交換は、先に(破損した)既存のセンターヒンジをネジを緩めて取り外す作業からになります。
頭が+ネジで8か所に固定されていますので、そのネジを全てドライバーなどで緩めれば、センターヒンジが取り外せます。
全てのネジを抜いたらヒンジは落ちてしまいますので、マスキングテープなどで落下抑えをしておくと楽です。

作業は至って簡単で、古いものを外して新しいセンターヒンジに交換するだけのことですが、固定するネジは8箇所もあります。ネジはタッピング式のため、スルスルっとは抜けてきません。
また、意外に長めのネジを使用していることが多いので、8本外すだけでもなかなか時間がかかります。

交換後に8本のネジを取り付ける作業もなかなか時間がかかります。
ここは1箇所のセンターヒンジを変えるだけなら、+ドライバーだけで作業するようになろうかと思いますが、センターヒンジを3か所変えるなど、複数になる場合は、電動ドライバーを用意しておかないと、作業は大変苦労します。
まとめ:交換作業は簡単で安価に修理可能
最初は破損して落ちてきた樹脂部品のみが販売されていないか確認していたので、建具自体(センターヒンジまるごと)を交換するというまでには時間がかかりました。
部品の正式名称かどうかは分かりませんが、これは「センターヒンジ」という名称で見つけることができます。
センターヒンジは比較的安価であり、ホームセンターなどでも1個単位で販売されていることが確認できました。
ここで紹介したセンターヒンジは下穴50mm深さ7mm用です。恐らくネジ穴(位置関係)は共通なので、折り戸側の加工が同じなら、建具(センターヒンジ)を交換するだけの作業で非常に簡単です。
但し、ネジが8箇所ありますので、2個以上交換する場合は予め電動ドライバーを用意しておくことが良いでしょう。
同じような問題で困っている方の参考になれば幸いです。
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